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ちょっと気になるお金のはなし

ファイナンシャルプランナーのKYOKOさんによるわかりやすくて身近なファイナンスのおはなし。オーストラリアの生活に密着した情報が嬉しい。

吉住京子
メルボルン在住のオーストラリアでは珍しい日本人ファイナンシャル・プランナー。
難しいお金のことを分かりやすくアドバイスする「お金の専門家」として、個人からビジネス・オーナーまで幅広いクライアントを持つ。日本人コミュニティー向けメディアでの連載記事やセミナーなどでも活躍中。
HP : www.fpkyoko.com.au

退職に向けて貯めているスーパーですが、スーパーから生命保険(Life)、障害者保険 (TPD)、所得保障保険 (IP)に加入出来るのはご存知かもしれません。自分で支払わないでいいですし、また税金的にも優位なので多くの方がこの方法で保険加入されています。
しかし、落とし穴もありスーパーでTPD やIPの保険を加入、支払いをしている場合は定義が劣ったり、クレームの際のアセスメントが厳しくなります。スーパーでは加入できないオプションなどもあり、自分で払っても内容の良い保険を持つべきかどうか困ってしまいますよね。


スーパーからの支払いができ、かつ内容を妥協しないでいい方法があります。
スーパーリンクやフレキシリンクなど言われ、スーパーと個人加入の保険を混ぜ合わせて加入するやり方です。

例えば$80,000の年間所得の方。一般的にスーパーのIPの定義はIndemnityオプションで、クレームの際に所得の審査があるというものです。IPは一般的に所得の75%しか補償しませんので、$80,000、月の補償額は$5000で加入していても、クレームした際にもし過去1年の所得が$60,000に下がっていた場合はこの75%($3750)しか支払われません。個人でAgreed Valueの定義の保険保持の場合は所得が下がっていても$80,000の75%(=月$5,000)が支払われます。しかしAgreed Valueは内容がいいだけ保険料も高くなります。税金控除になっても高い保険料は払えないっと言う方は内容を妥協してスーパーで加入するオプションしかありませんでした。しかしスーパーリンクのオプションを利用すれば70%から95%の保険料はスーパーから支払い、差額を個人でカバーすることでAgreed Value で内容が劣らない保険に加入する事ができます。

クレームの時、もし所得が$60,000に下がっていたとしても$60,000の75% =$45,000/12ヶ月=月の保障$3750はスーパーのポリシー1から支払われ、$5,000との差額の$1250はポリシー2からの支払いになると言う訳です。クレーム時アセスメントされる所得もスーパーでは過去1年ですが、個人の保険の場合は過去3年間で一番いい所得を使いクレームできるという内容の違いもあります。

TPDもスーパーではAny Occupationの定義ですが、スーパーリンクをしてOwn Occupation定義で内容の良い保険の大部分をスーパーから支払うという事が可能です。これは是非利用して欲しいオプションですね。