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毎年5月の第一日曜日に開催されるJAFA主催の「こどもの日 ジャパンフェスティバル」。アデレードを日本色に染めてくれるこの恒例のお祭りの今年の目玉は、なんといっても「こいのぼり」。もちろん昨年までもこどもの日にちなんでこいのぼりが飾られることはあったが、今年はスケールが違う! 約100匹もの手作りこいのぼりが空を泳ぐのだ。また、「こどもの日 ジャパンフェスティバル」に先駆けてビクトリア スクエアでもこいのぼりが展示されることが決まっている。こいのぼりが元気よくアデレードの空を泳ぐ姿を家族や友達と見に行こう!

 

「こいのぼりプロジェクト」のきっかけは、JAFA幹部のGregさんが見たNHKニュースの映像だった。こどもの日に川面を渡る風を受けて悠々と泳ぐ数え切れないほどのこいのぼりを見たGregさんは「JAFAのこどもの日 ジャパンフェスティバルでも同じようなことができないだろうか」と考えて、インターネットで検索したところニューサウスウェールズのアーミデールでこいのぼりプロジェクトが実施されていることを知った。Dr. Margaret Brooksが指揮するこのプロジェクトは、地元の子どもたちに絵付けしてもらったこいのぼりを実際に空に泳がせてみるというものだった。早速連絡をとったGregさんに、Brooksさんは親切にもアドバイスに加えて材料まで提供することを申し出てくれたという。

プロジェクトの目標は、アデレードの小中高校の生徒たちに約100匹のこいのぼりを作ってもらい、完成したこいのぼりをビクトリア スクエアでまずお披露目し、そしてもちろん「こどもの日 ジャパンフェスティバル」の会場でも泳がせること。さらには、アデレードの姉妹都市である姫路市へ文化交流のために「オーストラリアの子どもたちから日本の子どもたちへ」というメッセージを込めて贈呈することも計画しているという。 

このプロジェクトを成功させるためには、小中高校の生徒たちに加えて他にも多くの人にボランティアとして協力してもらう必要があったが、日本に興味がある学生、芸術系学部生、幼児教育を勉強している学生、そして大学なども快く引き受けてくれた。また、たくさんの学校がワークショップの実施に協力してくれたり、設備を貸してくれたりした。そして、最終的にワークショップを終えたたくさんのボランティアや先生からは「学生たちにとって楽しくてとても有意義な経験になりました。学生たちは単にこいのぼりを作るだけでなく、日本でこいのぼりが意味することや日本の文化についても学ぶことができたと思います」などの喜びの言葉ももらうことができたという。さらに、このプロジェクトが学校の枠を超えて共同で行われていることや、完成したこいのぼりが姫路市へ送られるという話を聞き、参加した学生たちは地域や国境を超えたつながりを感じてくれたようだ。早くも、このプロジェクトに是非また参加したいとの声も多数届いているという。

こうしてGregさんはこのプロジェクトに確かな手応えを感じている。「本当にたくさんの人たちがこのプロジェクトを成功させるため積極的に支援してくれました。ボランティアたちが開いたワークショップは大成功でした。そして、何と言っても学生たちが作った色とりどりのこいのぼりもとても素晴らしいです。ビクトリア スクエア、こどもの日 ジャパンフェスティバルの会場それぞれの空を泳ぐこいのぼりを眺めることがとても待ち遠しいです!」。
アデレードで初めての試みとなる「こいのぼりプロジェクト」。多くの人に支えられ、子どもたちが一生懸命作った手作りこいのぼりを見に行こう!

 

 

「こいのぼりプロジェクト」&「こどもの日 ジャパンフェスティバル」スケジュール

4月20日(月)ビクトリア スクエアでこいのぼりの展示開始
4月26日(日)午前11時〜午後2時 「Come and Make こいのぼり」
4月27日(月)ビクトリア スクエアでの展示終了
5月3日(日)午前11時〜午後4時 「こどもの日 ジャパンフェスティバル」
                                                       at Cowandilla Primary School (21 Jenkins Street, Cowandilla)

 

「こいのぼりプロジェクト」&「こどもの日 ジャパンフェスティバル」
ボランティアとして参加しよう!


   こいのぼりプロジェクト

   こどもの日 ジャパンフェスティバル

 

豆知識 〜どうしてこどもの日にこいのぼりを掲げるの?〜

毎年5月の第一日曜日はこどもの日。そのシンボルとして欠かせないこいのぼりの由来は、中国の黄河中流にある急流の滝を昇りきることができた鯉だけが龍になれるという「登竜門」の故事にあります。また、鯉は清流だけでなく、池や沼地などでも生きて行ける強い生命力があることで知られています。そんな鯉のように元気でたくましく育ってほしいと子どもたちの成長を願って、江戸時代以降こいのぼりの文化が発展しました。登竜門の話をこいのぼりという形で空に泳がせるという日本独自の発想です。