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Year 10のときにGlenunga International High Schoolのメインストリーム(現地クラス)にダイレクトに入学した関さん。生徒会役員と勉強を両立させた充実した高校生活を終え、今年の10月からはイギリスの名門大学、オックスフォード大学に進学する。

 

新生活の始まり

 小学校2年生から2年間ニュージーランドの小学校に通っていた関さん。その後日本のインターナショナルスクールと公立校を経て母親の美幸さんとアデレードにやってきたのは中学校を卒業した直後の2011年3月だった。Glenunga International High Schoolを選んだのは南オーストラリア州では唯一国際バカレロア(IB)ディプロマプログラムを認定する公立校だったことが決め手になったという。
 「最初は授業の進め方に慣れるのに少し苦労しました」。関さんはレポートの提出内容など、これまでの日本の学校とは違うシステムに最初は戸惑うこともあったが、英語の理解やコミュニケーションにはそれほど困ることもなく順調な高校生活のスタートとなった。

 

貴重な経験

 Year 11になる頃にはローカルの生徒達の中に入っても自信を持てるようになってきた関さんは、生徒会役員にあたる“Prefect”のポジションに立候補することを決心した。生徒数が1,500人を超えるGlenunga International High Schoolを束ねる生徒会役員はわずか8人。役員になるためには学校による第一次審査、第二次審査をパスし、最後にはスピーチと全校生徒による投票によって選出されなければならない。「シールを作ったりポスターを貼ったり結構派手にやりました」と語る関さんだが、友達のサポートをもらいながらの“選挙活動”は功を奏し、念願の8人のPrefectメンバーの一員となった。「仕事をし始めたときは嬉しさばかりだったけども、今になって振り返ると選挙活動はPrefectの活動の始まりであり、人と話し合ったり、人と協調して物事を進めていく為に必要な姿勢を養うための良い勉強の機会だったのだと思います」。

 その後Prefectのメンバーとして毎週校長先生とミーティングをして意見交換したり、集会を企画、運営したりと忙しくも充実した日々だったが、中でも自らハイライトとして挙げるのは、「Q&A」というテレビ番組にメンバー8人全員で出演して当時のジュリア・ギラード豪首相に質問をしたことだ。関さんは自ら機会をつかんで得たこれらの貴重な経験を通じて、自分の学校の質の高さや“お互いを高める”文化の存在に改めて誇りを持つとともに、自分に対する自信をより高めることができたという。

 また一方で、勉強面でも関さんは大きな成果を挙げた。IBのスコアは6教科の合計点と研究論文、知識論のエッセイのポイントを合わせた45点満点だが、関さんは世界中の受験生0.3%にしか満たない45点満点を獲得し、志望していたオックスフォード大学のMaster of Chemistryへの入学を果たしたのだった。

 

将来の夢

 いよいよ始まるオックスフォードでの大学生活に備え、8月にはイギリスに向けて旅立つ関さん。自らの強みの一つとして“セルフモチベーション力”を挙げる関さんは、新天地でさらに勉強を続け、自分の可能性をこれからも広げていくことになる。「4年後には博士課程に進み研究を続けていくか、化学の教員、IBの化学のカリキュラムを作成するような仕事に就きたいです」。
 最後に関さんはこれから留学する人へのメッセージを残してくれた。
「“Opportunity ― 機会”はたくさんあると思いますので、一つ一つの機会をしっかりとつかむことが大切だと思います。一つの機会からどんなところに繋がっていくかはわかりませんので」。

 

取材: 2014年5月

留学先
Glenunga International High School(グレナンガ・インターナショナルハイスクール)
99 L'Estrange Street, Glenunga SA 5064
http://www.gihs.sa.edu.au/

 

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