<アデレードのことならおまかせ!>

南オーストラリア州には学校単位での短期留学プログラムとして毎年日本から多くの中学生、高校生が訪れている。京都の立命館中学校からは200人を超す生徒が、AA研修と呼ばれる約2週間のプログラムでアデレード近郊の学校を訪れ、英語はもちろんオーストラリア文化の体験、そして同世代の仲間やホームステイでの交流を通して貴重な経験を得ている。


3年間の集大成と心からの感謝
2012年11月、立命館中学校が7回目となるAA研修でアデレードを訪れた。今回の参加者は3年生全員の226人と先生方。立命館中学校ではこの研修を“3年間の集大成”として位置づけ、入学時からそれを目標に英語の授業を行い、美術の授業ではホストファミリーにプレゼントするための扇子に絵を描くなどの準備も行われる。また、自立した人間に育つことを重視した教育方針は、オーストラリアでも自力で物事に対応できることに結びついている。

 研修は16の公立学校に分かれて行われ、授業は通常の教科の他にアボリジニについて学んだり、カヌーを体験したりと、学校によって様々。また、自らアウトプットすることも研修の重要な要素となっており、小学校で折り紙やコマなど日本の伝統文化を英語で教えながら文化交流にも貢献している。
 生徒たちが「楽しい」と口を揃える充実したホームステイに加え、“バディシステム”(地元の生徒と一緒に授業に出たりランチを食べたりする)も実践され、“お客さん”としてローカルの人たちと距離ができることがないよう、対話する環境が作られている。新しい環境では時には自ら壁を乗り越えなくてはならず、決して楽しいばかりではない研修だが、3年生学年主任の白井有紀先生は「帰国後はみんな笑顔でより堂々と伸び伸びしています」と、研修の成果を実感する。そして、「アデレードは本当に人が優しくて素晴らしいです。AA研修もすっかり定着しましたが、全面的なバックアップをいただいている南オーストラリア州教育省、学校、コーディネーター、ホストファミリーの皆様の大きな協力があってこそのプログラムです。南オーストラリアの皆様に心から感謝しています」。

積極的に話そう
Banksia Park International High Schoolに通学した磯 晴菜(いそ はるな)さんの将来の夢は医者になって海外で活躍すること。「オーストラリアはみんなフレンドリーで、ホストファミリーも本当にいい人たちなのでずっとここで暮らしたい」と目を輝かせた。
学校は楽しく、ホームステイ先では中国からの留学生と友達になったという百瀬 洋一(ももせ よういち)さんは、「先生やバディの言っていることはわかるし、自分のこともなんとか伝えられます」と英語にさらに自信を持った様子。二人が実感したのは、積極的に話すことの大切さだという。「特にホストファミリーは理解しようとしてくれるから、文法は気にしないでどんどん話した方がいいですよ」と後輩にメッセージを残してくれた。

取材:2012年11月

 

立命館中学校 (Ritsumeikan Junior & Senior High School)
http://www.ritsumei.ac.jp/fkc/index-j.html 


取材協力校
Banksia Park International High School(バンクシアパーク・ハイスクール)
http://www.bpihs.sa.edu.au/index.php page=1 

 

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