留学生インタビュー(小中高校)

英語をマスターして ー 下田 美緒さん(Mio Shimoda / Year 7)

日本の小学校を今年卒業したばかりの美緒さん。日本の家族と離れて初めての留学生活だが、持ち前の明るさとポジティブな気持ちで充実した毎日を過ごしている。


小学校卒業後アデレードへ

美緒さんの家には留学生がよく来ていたことなどもあり、もともと留学に対する意識が強い家庭だったという。日本の小学校在学中は特別に英語を勉強していたわけではなかったが、5歳から始めたバレエとともに英語をしっかり身につけたいという美緒さんの気持ちは、母親の勧めもあって、小学校卒業後に海外留学という形で現実のものとなった。
とはいえまだ若年での留学のため、エージェントなどを通じて、安全面やホームステイの充実具合、生活環境などを検討した結果、留学先として決まったのがアデレードだという。
「バレエももちろん大事ですけど、やっぱり留学では英語中心です」という美緒さんが通うCampbelltown Primary Schoolには日本人は美緒さん1人。来たときは全くといっていいほど英語ができなかったそうだが、友達もでき、クラスも*BSSO Programがサポートしてくれる火曜日と水曜日以外はローカルの生徒たちと同じということもあって、英語はどんどん上達している。
また、こちらに来てこれまで一番びっくりしたのは、「誕生日の子が学校にケーキを持ってきて皆んなで食べること」。日本と比べ"自由"な雰囲気も美緒さんの留学生活をよりリラックスしたものにしているのかもしれない。
*BSSO(Bilingual School Services Officers) Program:英語を母国語としない留学生に対して、専任のスタッフが学校での勉強や生活面でのサポートをしてくれるプログラム。


将来の夢

アデレードでの留学生活はまだ5ヵ月ほどだが、学校での友達に加え、週3回通うバレエのレッスン仲間たちとも楽しい毎日を過ごす美緒さん。バレエのレッスンについては「日本でやっていたよりもこっちの方がレベルが高いです」。
そんな美緒さんの将来の夢は、英語を活かしながら大好きなバレエで活躍すること。特にヨーロッパでバレエをやっていきたいという。そのためにも先ずは英語を、と小学校を卒業して単身自分の夢に向かって歩み始めた美緒さんだが、差し当たっての楽しみはお寿司を食べることと、お正月に沖縄の自宅に帰ることだとか。「毎日が楽しい」と目を輝かせるポジティブで元気一杯の美緒さんのチャレンジはまだ始まったばかりだ。

取材:2011年9月


留学先
Campbelltown Primary School(キャンベルタウン・プライマリー・スクール)
11 Ind Street Paradise SA 5075 Australia
http://www.campbellps.sa.edu.au/

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