親子留学

親子留学インタビュー <いろいろな国の人と出会えた>

キースコットファーム小学校
Keithcot Farm Primary School

Year 3 飯塚 俊介くん / Shunsuke Iizuka
Year 5 飯塚 玲奈さん / Rena Iizuka

親子留学でアデレードを訪れている飯塚さんファミリー。お父さんの聡さんが日本で仕事を続ける傍ら、お母さんの恵津子さんはTAFEに、俊介くんと玲奈さんはKeithcot Farm Primary Schoolにそれぞれ留学し、日本では経験できない貴重な体験を楽しむ毎日を過ごしている。

留学のきっかけ
父親の仕事の関係で小学校2年生からの3年間をカナダで過ごした恵津子さん。幼い頃に吸収した英語はその後の仕事などでも役に立ったといい、いつかは自分の子どもにもそういう機会を与えたいと思っていた。また、「日本にいるとどうしても実感しづらい、『世界には色々な国があって、肌や髪の毛の色、体格など様々な人たちがいる』ということを知って欲しかったし、他の人と同じでなくてもいいんだということを感じて欲しかった」と子どもを留学させた動機を語る。

実は親子留学をすることは長女の玲奈さんが生まれたときにはすでに決めていて、長男の俊介くんが日本の小学校を1年経験した後、"計画通り"に実行されたのだという。留学先がアデレードになったのは、治安や気候などが魅力だったのと、親友が住んでいて家もシェアできる環境だったから。

現地の学校に通い出した子どもたち
2009年12月にアデレードに到着した恵津子さんと俊介くん、玲奈さん。恵津子さんはTAFEのチャイルドケアのコースに、子どもたちはNAP(New Arrival Program)と呼ばれる、外国から来て英語にまだ慣れていない子どもたち英語を基礎から集中的に教えるプログラムに参加した。NAPには文字通りインドやアフリカ、韓国、中国、フィリピン、ハンガリーなど世界各国からの子どもたちがいて、玲奈さんは「色んな国の名前を知った」と早くも留学の成果があった。子どもたち同士仲良くなるうちに英語にも自然に慣れ、1年間通う予定だったNAPも3タームで切り上げることができ、2010年の10月からは地元のKeithcot Farm Primary Schoolに入学。「勉強は簡単だし、オージーの友達はみんな元気で楽しい」とローカルの学校にいち早く溶け込んだ玲奈さん。俊介くんは全校集会で「日本のお正月」をみんなの前で紹介するなど、大好きなお姉さんに負けじと新生活にどんどん慣れ始めている。

家族の絆
学校以外にも俊介くんは空手とピアノ、玲奈さんはバレエとピアノをそれぞれ習うアクティブな2人だが、日本からサポートに来てくれるおじいちゃんとの散歩も楽しいひととき。毎週日本にいるお父さんとのスカイプは大の楽しみという。「こんなにお父さんのこと好きだったっけ?」と恵津子さんも苦笑いだが、家族の絆はより深まっているようだ。 2年の予定の親子留学ももう半分が過ぎた。日本に帰ることを楽しみにしながらも、「まわりの方々に支えられて本当に感謝しています」とますます充実してきたアデレードでの生活。俊介くんと玲奈さんの残り1年の留学生活、そして帰国後の成長が楽しみだ。

取材:2011年12月

キースコットファーム小学校
Keithcot Farm Primary School
Keithcot Farm Drive, Wynn Vale SA 5127 Australia
Website : http://keithcotps.sa.edu.au/

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